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アルカン

アルカン

シャルル・ヴァランタン・アルカン(1813年11月30日 - 1888年3月29日)はフランスのロマン派の作曲家でピアニスト。ユダヤ系の家庭に生まれ、本名はシャルル・アンリ・ヴァランタン・モランジュですが、「アルカン」は音楽家であった父の名をとったものだそうです。

リストやショパンと並ぶヴィルトゥオーゾ・ピアニストとして名声を確立し、作曲したのはショパンのようにほとんどピアノ曲でした。



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作曲家略歴
1820年 パリ音楽院に入学
1829年 室内楽のトリオを結成、ショパンと親交を持つ
1849年 親友のショパンの死
1873年 バロック音楽から自作を中心とした演奏会を行う
1888年 パリのモンマルトル墓地に埋葬
※生涯は全体的に謎


彼の作品は20世紀の初めごろまでは演奏されていたものの、第二次世界大戦でアルカンの作品を聴いていた聴衆の多くが失われたこともあり、しばらく完全に忘れ去られてしまいました。ようやく1970年代末に入ってから曲が再評価され、演奏や録音が行われるようになりました。


アルカンの曲の中で多くの人が聴いたことがあるようなものは無いみたいですが、超絶技巧だったり、斬新な書法だったり、なんだか無茶苦茶だったりして聴いてみるとおもしろいと思います。アルカンのCDは持っていなくて名前だけ知っていたんで、YouTubeで検索して初めて聞きました。どの時代の人かも知らなかったんで、初めて聞いた時には「妙な曲だけどロマン派的だな〜」とか思っていましたが、調べてみるとロマン派ド真ん中だったんですね。



YouTubeの投稿から数曲紹介

◆Le Chemin de Fer(鉄道)
アルカンの代表曲の1つです。アルカンの曲はエチュード(練習曲)が多いようです。
 人の演奏 http://www.youtube.com/watch?v=Lg-4GcfcC4k
 ピアノ自動演奏 http://www.youtube.com/watch?v=7E2Qs9BZn8o
 コンピュータ自動演奏 http://www.youtube.com/watch?v=Jj1wyiF9OgY
 好きな演奏 http://www.youtube.com/watch?v=2gdnzuEAQSM

◆Allegro Barbaro
「Jack Gibbons」という人の演奏です。この人はアルカンの曲の演奏を積極的に行っている人のようです。
 http://www.youtube.com/watch?v=fA0XVVNJoFM

◆Etude Op.39 n.11 Ouverture 後半
ちょっとどこかで聞いたことあるようなメロディーです。
 コンピュータ自動演奏 http://www.youtube.com/watch?v=uwqPpXsfkPo

◆Etude op.76 n.3
嫌がらせ的なエチュード。
 コンピュータ自動演奏 http://www.youtube.com/watch?v=kI-rg6tboHs
 好きな演奏 http://www.youtube.com/watch?v=jCe3A_MPFhs



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