よく聞かれるモーツァルトのトルコ行進曲とは、ピアノソナタ第11番イ長調の第三楽章のことです。この第三楽章が特に有名なため、ピアノソナタ第11番は「トルコ行進曲付き」と呼ばれることが多いです。また、この楽章だけが単独で演奏される機会も多いです。
ピアノソナタ第11番の曲の構成
第一楽章 アンダンテグラジオーゾ イ長調
第二楽章 メヌエットとトリオ ニ長調
第三楽章 ロンド アレグレット イ短調(トルコ行進曲)
この曲も演奏が容易(初級上)であることもあって、ピアノ初心者の弾きたい曲トップ10に入るくらい人気があります。軽快だったり重厚だったり、流れるような美しいメロディーを持ち、しかし曲の展開は単純だったりと、演奏のセンスがかなり問われる曲であると思います。