聴いたことあるあるクラシック音楽入門ガイド

エリーゼのために

古くは日本ではザ・ピーナッツがカバーした「情熱の花」のメロディーで使われたりと、おそらく聴いたことが無いという人を探すのが難しいくらいメジャーな曲です。原曲はピアノ曲で、1808年作曲、ベートーベン40代前半に書かれました。簡素なロンド形式の、技巧的にも易しい(初級上)ことから、ピアノを習っている人なら弾いた事があることが多い曲のうちの一つです。時に「バガテル」という表現が付いたりしますが、それは「小曲」という意味です。


エリーゼとは誰かというと、かつてベートーベンが愛した女性テレーゼ・マルファッティのことである可能性が高いようです。本曲の原稿は彼女の書類から発見されました。

なぜ「エリーゼ」になったかというと、本来は「テレーゼ(Therese)のために」という曲名だったが、悪筆で解読不可能など何らかの原因で「エリーゼ(Elise)」となったという説が有力なようです。


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オススメCD

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演奏:アシュケナージ、ボレット他(ピアノ)
価格:1,000円(税込)
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