三大子守歌(シューベルト作、ブラームス作、フリース作)と言われている中でも最も有名な子守歌。1816年、シューベルトが19歳の時に作曲され、彼が15歳の時に亡くした母親(マリア・エリザベート・フィーツ)への想いが込められたと言われている曲です。
歌詞の原文はドイツ語ですが、日本語訳版がよく歌われているため、そちらの方が聴いたことがあるという人が多いと思います。学生時代にドイツ語を第二外国語としていた私ですが「シュラ〜フェ〜 シュラ〜フェ〜(眠れ 眠れ)」くらいしか分かりません・・・
【歌詞の原文】
Schlafe, schlafe, holder, suser Knabe,
leise wiegt dich, deiner Mutter Hand;
sanfte Ruhe, milde Labe
bringt dir schwebend dieses Wiegenband.
Schlafe, schlafe, in dem susen Grabe,
noch beschutzt dich deiner Mutter Arm,
alle Wunsche, alle Habe
fast sie liebend, alle liebewarm.
Schlafe, schlafe in der Flaumen Schose,
noch umtont dich lauter Liebeston,
eine Lilie, eine Rose,
nach dem Schlafe wird sie dir zum Lohn.
【日本語訳版】
眠れ 眠れ 母の胸に
眠れ 眠れ 母の手に
こころよき 歌声に
むすばずや 楽し夢
眠れ 眠れ 母の胸に
眠れ 眠れ 母の手に
あたたかき その袖に
つつまれて 眠れよや
眠れ 眠れ かわいわが子
一夜寝て さめてみよ
くれないの ばらの花
ひらくぞよ まくらべに