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ブラームス

ブラームス

ヨハネス・ブラームス(1833年5月7日 - 1897年4月3日)はドイツの作曲家、ピアニスト、指揮者。音楽室に飾られた彼の肖像は一見すると「性格がひねくれたカンシャク持ちの頑固じじい」のように見えるますが、どうやらその通りだったらしいです。ロマン派音楽であるものの古典主義的な傾向が強く、当時としては廃れた古典の作曲形式を復活させるなど、異色の作曲家でした。

バッハ(Bach)、ベートーヴェン(Beethoven)、ブラームス(Brahms)の3人でドイツ音楽の「三大B」と言われている、超巨匠のうちの一人です。



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作曲家略歴
1843年 作曲家でピアニストのエドゥアルド・マルクスゼンに師事
1853年 作曲を始める
1859年 ピアノ協奏曲第1番を自ら初演
1862年 ウィーンで作曲に集中する
1876年 交響曲第1番完成
1879年 ブレスラウ大学から名誉博士号を授与される
1880年 名誉博士号の返礼として「大学祝典序曲」を作曲
1890年 作曲を断念し、遺書を書く
1891年 創作意欲を取り戻して傑作を生み出す
1897年 肝臓癌によりウィーンで逝去


ブラームスの書いた曲は「作曲のお手本」と言われるほど、無駄な音や構成のない完璧な出来であると絶賛されています。しかし、自分の作品を批判する傾向にあり、自分の曲を破棄したり改良しつづけたりと相当こだわるため、交響曲第1番は着手から完成まで19年かかったという話は有名です。弟子にも相当厳しいため、ブラームの唯一の作曲の弟子であったグスタフ・イェナーは精神的に参ってしまったようです。


ブラームスはピアニストとしても確かな腕を持っていて、ピアノ教師としての指導やピアノ技巧を習得するための理論の確立にも力を入れていたようで、「ブラームスの51番練習曲」という奇妙な難曲を残しています。この練習曲を好んで練習する人も風変わりなピアノ弾きであると言えますが、技術は相当磨かれるみたいです。


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