チャイコフスキーがバレエ音楽「くるみ割り人形」から8曲を抜き出して演奏会用組曲としたもの。この中でも第3曲「金平糖の精の踊り」と第8曲「花のワルツ」はかなりメジャーで知らない人はほとんどいないと思います。
「金平糖の精の踊り」と名づけられていますが、元の名前はクリスマスのキャンディーである「シュガープラムの精の踊り」のことを指します。しかし、日本では馴染みがなかったために「金平糖」になったそうです。この曲は「チェレスタ」と呼ばれる小型のアップライト・ピアノ(直立型ピアノ)のような形状をした鍵盤楽器のソロ演奏を持つのが特徴です。高音域の金属音を華麗に響かせます。
※曲の構成
第1曲 小序曲
第2曲 行進曲
第3曲 金平糖の精の踊り
第4曲 ロシアの踊り
第5曲 アラビアの踊り
第6曲 中国の踊り
第7曲 葦笛の踊り
第8曲 花のワルツ