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ムソルグスキー

ムソルグスキー

モデスト・ムソルグスキー(1839年3月21日 - 1881年3月28日)はロシアの作曲家。ロシア5人組(※)の一人で、国民楽派の作曲家です。民謡の伝統に忠実な姿勢をとり、ロシアの史実や現実生活を題材とした歌劇や風刺歌曲によって作品を書きました。

※ロシア5人組とは、19世紀後半のロシアで民族主義的な芸術音楽の創造をした作曲家集団のこと。他の四人はミリイ・バラキレフ(1837年 - 1910年)、ツェーザリ・キュイ(1835年 - 1918年)、アレクサンドル・ボロディン(1833年 - 1887年)、ニコライ・リムスキー=コルサコフ(1844年 - 1908年)。


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プスコフ州の地主階級に生まれましたが、ムソルグスキー家は所有地の半分を収奪されるなど没落し、1865年に母親が没した頃から深刻なアルコール依存症の兆しが見え始めるようになりました。


下級官吏(公務員のようなもの)として生計を立てながら作曲活動をするものの、「禿山の一夜」の初演が師のバラキレフに批判されて拒否されたり、オペラの上演も歌劇場から上演拒否されたり、受けは良くなかったようです。


次第にアルコール依存症が関係する狂気も見受けられるようになり、仕事も「病気」などの欠席により不安定となって1880年に公務員の地位を追われました。


1881年初頭に心臓発作に見舞われ、亡くなりました。


作曲家略歴
1839年 プスコフ州の地主階級に生まれる
1845年 母の手ほどきでピアノを始める
1849年 エリート養成機関ペトロパヴロフスク学校に入学
1852年 士官候補生になる
1858年 軍務を退役する
1865年 深刻なアルコール依存症の兆しが見え始める
1867年 『禿山の一夜』の初稿が完成する
1874年 ピアノ組曲『展覧会の絵』を作曲する
1880年 公務員の地位を追われる
1881年 心臓発作に見舞われるなどし、亡くなる



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