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ベートーベン

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーベン

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーベン(1770年12月16日ごろ 〜 1827年3月26日)はドイツの作曲家、神聖ローマ帝国ケルン大司教領(現ドイツ)のボンで宮廷歌手であった父ヨハンと母マリア・マグダレーナの次男として生まれました。

クラシック音楽史上最も偉大な作曲家の一人であり、彼の作品は古典派音楽の集大成と言われています。ハイドンとモーツァルトが完成したソナタ形式などの音楽形式を飛躍的に拡大して革新的な技法を編み出し、バッハの遺した対位法を活用し、古典派の様式美とロマン主義とをきわめて高い次元で両立させており、音楽の理想的存在として以後の音楽の発展に大きく貢献しました。その功績から彼は「楽聖」とも呼ばれています。



作曲家略歴
1770年 父ヨハンと母マリア・マグダレーナの次男として生まれる
1774年 父から厳しい音楽教育を受ける
1778年 ケルンでの演奏会に出演
1782年 クリスティアン・ゴットロープ・ネーフェに師事
1792年 ハイドンに才能を認められ弟子入りをする
1792年 ピアノの即興演奏の名手として名声を得る
1804年 交響曲第3番を皮切りに、その後10年間にわたって傑作が生まれる
1826年 肺炎から病状が急激に悪化
1827年 56歳で生涯を終えた


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20歳代後半ごろより持病の難聴が悪化し、26歳の頃には中途失聴者となりました。音楽家として聴覚を失うという死に等しい絶望感から1802年には自殺も考えましたが、「ハイリゲンシュタットの遺書」と呼ばれる文書を書くことによって、強い精神力をもって自らの苦悩と向き合い、再び生きる意思を得て新しい芸術の道へと進んでいくことになりました。


ベートーベンは生涯独身でしたが、死後に誰に宛てたか分からない熱烈なラブレターが金庫の中から発見されるなど、現在でも研究テーマを与えています。難聴についても聴覚や精神状態に悪影響を与える重金属の「鉛」が原因とされていますが、どうして鉛の被害にあったのかは諸説ありますが、特定されてはいません。弟子の中には練習曲で有名なチェルニーなどがいます。



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